DISPLAY BY 6000 CLOTHESPIN/6000個の洗濯バサミ製ディスプレイ
イッセイミヤケ/ISSEIMIYAKEやヨウジヤマモト/YohjiYamamotoをはじめとする高級メゾンのコレクション用シューズを手掛けたり、数々の有名ブランドとコラボレーションも展開しながら、オリジナルデザインシューズのファンを世界中にもつドイツの靴ブランド「trippen」から依頼をうけ6000個の洗濯バサミを使ってウィンドウディスプレーをデザインしたプロジェクトです。
トリッペン(Trippen)は,1992年、靴職人のマイスターで医療用矯正靴などの製作にも携わっていたミヒャエル・エーラーと、靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ・シュピーツの2人がドイツ・ベルリンでスタートします。ドイツをはじめ、イタリア・フランス・アメリカ・ブラジル・中国など世界中に店舗をもつ、デザイン界を引っ張るトップブランドです。
ディスプレイデザインについて考えたことは、trippenの靴のことです。trippenの木や革、留め金具などの素材を生かしたデザインの美しさをこのディスプレイーでも感じとってもらえると思いました。
は
場所は神戸で最も人通りの多い元町。FENDIやBottega,PRADAなどの高級ブランドが立ち並ぶエリアに建つ大丸神戸店1Fのエルメス/HERMES真横のディスプレイになりました。展示期間は2016年1月4日~18日。
予算が厳しくその中でできることは何か、悩みました。
様々な素材やアイディアを試していった中で、メモを留めたり、ハンカチを干したりする時に使う木製の洗濯バサミを6000個丁寧に並べてみるとみえてくる模様がつくり出す壁面の美しさがtrippenらしいデザインの美しさに通じると思い表現しました。
(6000個の洗濯バサミを接着している様子)
(このように洗濯バサミで面を構成し背景の壁面やディスプレイBOXを製作)
※著作権の問題で全体は残念ながらお見せできません。
このプロジェクトが終わって、ディスプレイ什器製作の話をtrippenさんから頂きました。日本代理店本社移転のタイミングと重なってしまい幻となってしまったプロジェクトはコチラ。