SEWING WALL / 壁を縫う

布や紙を糸で縫うことはよく目にする光景だと思います。今回は、壁(木板)や棚(鉄板・木板・角材)を糸で縫って留めて、空間を構成することにチャレンジしたプロジェクトです。

依頼主は福岡を拠点に取材や打合せで全国を回り活躍されているライターさん。皆さんもどこかで記事は読んだことがあるかもしれません。取材で出張される際には必ず本屋をリサーチして、どんなに忙しくても見て回るほど本がとにかくお好きな方です。

そんなオーナーさんがセレクトした大人も子供も手を伸ばして読みたくなる本がたくさん並ぶ本屋さん「Books cyan」を設計しました。

場所:福岡市南区市崎
広さ:11.02㎡
ご要望:(規模が大きくないのでシンプル。細かいことはここではハブ)
作業・打合せ・レジを兼ねた場所(カウンター)
表紙を向けて陳列する本棚と背表紙を向けて陳列する 計120冊分の陳列スペースを設ける
竣工:2017.10

プランはシンプル。
入口の正面に本棚を設け、手前にカウンターをレイアウトしています。

 

 

このスペースを構成するのは壁と本棚だけです。

本来ならばビス(釘・ネジ)や接着などで、壁を立てたり、棚を留めますが
今回はそれを全て縫って構成しました。

 

⇧本棚の天板と方立を縫ったディテール

⇧本の倒れ止め(角材と鉄板を縫って留めたディテール)
この結び目が本棚にいくつも並ぶと、可愛らしいアクセントになります。

 

壁も縫い構成しています。

この縫い目がただの真っ白な空間にアクセントをつけて世界のどこにもない本屋さんになりました。

ぜひ一度、本のセレクトも素晴らしいので「Books cyan」を訪れてみて下さい。

SEWING/縫うことは今後、家具デザインにも応用していければと思っています。